患者家族滞在施設における相談事業
認定NPO法人ファミリーハウス

ファミリーハウスは、高度医療を受けるために遠隔地から来る子どもとその家族が、病院近くで経済的負担が少なく滞在でき、また利用する家族同士が情報交換を行い、支え合うことのできる場所です。現在、東京都内で10のハウスを運営しています。年1万人を超える子どもと家族の、病気だからこそ大切にしたい「ふつうの生活」を支えています。

上京した患者家族の「日常生活」を支える

認定NPO法人ファミリーハウスの相談事業

患者家族の状況と相談事業の特徴

三機能の連携

受付スタッフ/専門相談員/コミュニティ

「日常生活」の大切さ

家族が経済的・身体的・精神的に大きな不安を抱えたままでは、子どもの治療に向かう気持ちを支えることができません。自分らしい日常を送れることが必要です。

自宅を離れて子どもを看病する家族は、 ゆっくりお風呂に入ったり眠ったりすることで疲れを癒せることや、家族そろって食事とったりして家族団らんができること、友人知人や隣近所との支え合いなど、ふつうの日常生活を送ることが難しい状況にあります。

子どもが病気になる前の状況では、こうした日常生活の大切さを意識することはほとんどありません。そのため、自宅を離れて闘病生活を送る状況になっても、最初は、自分らしい日常生活が失われていることに気付かない場合も多くあります。見えない疲れは精神的に人を追い詰めます。

そこでファミリーハウスでは患者家族の自分らしい「日常生活」を支えることを目的に活動をしています。

ファミリーハウスの役割は、単に少ない経済的負担で滞在できるということだけでなく、「病院近くのわが家」として安心して休める環境を提供することによって、付き添い家族の気持ちを支えることにあります。ハウスで少しでも日常に近い環境で過ごすことで、心も体も休ませることができ、気持ちが安定しやすくなります。家族が自分らしい日常生活を送れるようになることで、子どもの治療に向かう気持ちを高めていくことにつながると考えています。

また、患者本人にとっても、ハウスで過ごせることは大切です。治療中でも安心して安全に自宅と同じような場で過ごすことで、治療に向き合う力を高めることができ、子どもらしい日常生活を送れるようになります。

ファミリーハウスは患者家族の日常生活の場となるように、「病院近くのわが家」として自分らしい生活を送れる場であることを目指しています。

2017年度相談事業の概要(2017年4月1日~2018年1月31日まで)

延べ利用家族数 : 520家族・6,675 
相談件数 : 電話相談 3194、 訪問相談 324

沿革

1991年
国立がんセンター中央病院小児病棟「母の会」(現在「コスモス会」)から長期闘病生活の中での滞在施設の要望が強くなる
1993年
遠方から治療にくる病気の子どもを対象とした、日本初の専用滞在施設を開設(かんがるーの家)
1995年
設立当初より中心的に関わっていた国立がんセンター中央病院小児科医長(当時)故 大平睦郎氏が代表理事に就任
1999年
特定非営利活動法人(NPO法人)格を取得
2010年
認定特定非営利活動法人として国税庁から認定
2014年
認定特定非営利活動法人として東京都から認定

認定特定非営利活動法人 ファミリーハウス

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目13-5 藤野ビル3階
TEL:03-6206-8372 FAX:03-3256-8377
Email : jimukyoku@familyhouse.or.jp

イラスト:山脇百合子>

ファミリーハウス相談窓口

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